広島の美容室ancre〜ダイエットにも健康にも良いスーパーフード〜

2022/06/10

豆知識

こんにちは、広島の美容室ancreの山下です。アンクルのブログを読んでいただきありがとうございます。

カロリー制限なしで5倍痩せる朝食について説明していきます。まず結論から言うと、卵3個をメインにした朝食にすることです。朝食で卵を3個食べることで、カロリー制限なしで5倍痩せる、具体的には8週間で体脂肪が11%減少し、内臓脂肪に至っては23.3%も減少する、すごく痩せる朝食になります！！

朝食に卵を3個食べると・・・

アラバマ大学が行った研究があります。 60歳〜75歳で尚且、BMI30〜40というなかなか痩せにくい年齢のぽっちゃり気味の男女、26名を集めて、全体を2つのグループに分けます。

1つ目のグループが、パンとシリアルをメインに、糖質55%タンパク質20%脂肪25%に調整した朝食。

2つ目のグループが、卵3個をメインにした糖質25%タンパク質25%脂肪50%の朝食を食べてもらうグループ。

要するに朝食だけアラバマ大学が指定したダイエット食を食べてもらい、残りの食事はいつも通り、カロリー制限もしないという内容で8週間過ごしてもらいました。最後8週間後にDXA法というすごく正確に体脂肪率を測ってくれる機械で体を測定した結果、1つ目のグループは2.3%体脂肪が減少したのに対し、卵3個をメインに朝食を食べたグループは平均11%も体脂肪が減少し、内臓脂肪に至っては平均23.3%減少。更には卵3個のグループのほうが5倍近く痩せたにもかかわらず、除脂肪体重要するに筋肉量は、1つ目のグループとほとんど変わらず、筋肉の維持にも成功。更にはおまけもあって、卵3個のグループはインスリン抵抗性、中性脂肪、善玉コレステロールといった、健康の指標にも有意な改善をもたらしたと発表されています。

卵の効果

卵は痩せる以外にも、様々なメリットが確認されています。例えばオックスフォード大学などが約50万人を対象に8年間に渡って、全員の卵の消費量を調べた研究によると、すごく血管が丈夫なることが分かっています。週当たり5.32個の卵を食べる人はほとんど卵を食べない人に比べて、血管が破裂する確率がすごく減って、心疾患による死亡リスクが18%減少、更には脳卒中の死亡リスクが28%も低かったと発表されています。メリットがすごいですね。

他にも首都医科大学附属病院の研究では、肺の感染症に悩む患者47名を対象に、普段の食事に卵約3個分の黄身を追加して、1日600mgのコレステロールを余計に摂取したグループと、普段通りの食事をするグループに分けて10日後の変化を調べた所、卵を食べたグループは全身の炎症レベルを表すCRPの数値が減少し、炎症を起こす物質であるインターロイキン-6が大幅に減少、そしてなんと感染症自体の症状も大幅に緩和していたと発表しています。

卵の研究

卵って毎日食べたら体に悪いのではないかと思う方もいらっしゃるかと思いますので、そちらについても解説していきます。

一昔前までは卵の食べ過ぎはコレステロール値を上げると考えられていましたが、ここ数十年で卵の立場は大きく変わっています。ざっくりとした時系列を紹介すると、

1980年代までは、卵は血中のコレステロールを上げて心疾患の原因になるから食べ過ぎは良くないと考えられていました。

1990年代半ば辺りから、実は卵のコレステロールは問題ではないみたいと判明。

2010年代半ば辺りから、もはや卵は1日1個食べたほうが良いと言われだし、

2017年前後から、卵は1日3個食べたほうが良いという研究が出始め最近ではスーパーフード扱いされています。

2019年に1980年代に問題視されていた、卵で心疾患リスクは上がるかという疑問を調べるべく、かなり大規模な研究が行われています。その内容が7件の系統的レビュー、15件のメタ分析をさらにまとめる、アンブレラレビューと言われるこれ以上ないくらい信頼性の高い研究報告によると、卵の摂取量が増えても心疾患のリスクとは関連がなかったと発表されています。

また、その他の研究でも卵はやはり安全だったと報告されています。